1-3.エンハンサーシステムの役目
 エンハンサーシステムを理解するためには、前回の解説よりもう一歩突っ込んだ話をせねばならない。
 前回、フローター素子とフロータージャイロの関係を説明したが、実際にジャイロに反応するフローター素子は、ある種の波動を浴びたアクティブな素子のみである。すなわち、フローター素子は波動エネルギーを加えたとき、初めて浮力を発生させる素子『DP素子(Dynamic photon)』に変貌し、浮力を出すのだ。
 そして、フローター素子を『DP素子』化するために必要な波動エネルギーを供給しているのは、エンハンサーと言われる波動エネルギー供給機である。これはコース両側に100m単位で設置されているが、稼働中はまばゆい反応光のため光の点が見えるのみである。
 しかし、この中ではエンハンサーといわれる装置が強力な波動エネルギーを絶えず発信している。このエンハンサーがレース中最も重要なものであることは、読者諸君もお分かり頂けることと思う。
 そして、このエンハン サーの出すエネルギーの効果範囲、即ちDP素子化したフローター素子が存在する範囲のことを、Fomula highpowerdでは「パワーバンド」と呼び、俗に言う「コース」と呼ばれる部分になっている。
このパワーバンドのお陰で、マシンは超速の翼を手に入れることが出来るのだ。

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