1-2.フローター素子

フローター素子

 フローター素子は2007年に、スウェーダー地区にある同名工科大の坂本教授によりセンセーショナルに発見された仮想粒子である。仮想粒子とは、本来物質として存在しないプラズ マ的粒子のことであり、実際にはそれに当たることも触ることもできないものである。
 身近な所では、おなじみの電子などもこの仲間の一つになる。現在ではこれらの粒子は、波動型発光素子(WLM)というカテゴリに分類分けされ、光工学系の花形研究として注目を浴びている。 そして、このフローター粒子は人類に画期的な発展をもたらすに至った。その力は、どんなに小さなものであっても、重いものであっても、正確に計算を行い力を与えれば、強大な浮力に よりたちどころに持ち上げてしまうのだ。
 この素子の発見により、世界の飛行技術は大きく変貌した。そして経済も大きく変わった。この偉大なる発見は、明らかに人類の空への自由を約束するも のであったのだ。
 発見者の坂本教授は、発表会見でこのように発言している。「人々が自由に空を飛べるようになる時は、私が孫を見るよりも早く訪れるだろう」
Dynamic photon現象

 フローター素子は実際は世界中に、いや、貴方の周囲1ミクロンの距離にも、果ては貴方の体内にも天文学的数存在している。
 では、今、何故人は浮くことが出来ないのか?答えは簡単だ。それは、今貴方の体内に生息しているフローター素子は、全てStatic photon(S.P.素子)といわれる状態の素子だからである。
 即ち、S.P.素子というものは、それ単体では何のポテンシャルも持たない。それには、外から力を与え、S.P.素子を反応させる必要があるのだ。
 具体的には、S.P.素子に対し9.92(GHz):18,390(w/Cr)もの波動エネルギーを与えること により、S.P.素子自体を変化させそれ自体に力を与える。この時、Cr波動エネルギーの波長とS.P.素子の固有振動数が共振を誘い、S.P.素子同士で摩擦し反応したフローター粒子はプラズマ化し発光するのである。
 この現象のことをDynamic photon(動的光子)現象と言い、フローター素子を用いた新たな浮遊理論では、全ての基幹となる現象として捉えられている。
 このようにして作られた動的光子をD.P.素子という。D.P.素子は一定量ごとに素子同士で引き合い、コロニーを形成する。その為、端から見ると「ほたる」のような光りの球が高密度に存 在しているように見えるのである。
フロータージャイロ

 フローターユニットは【シェルダストーン】という素材を使い作られている。シェルダストーンの存在は遠い昔から知られてはいたが、フローター素子の衝撃的な発見が起こる前までは、 取り立て使い道もない、目立たない素材に過ぎなかった。このシェルダストーンは鱗片状鉱物であり、これを結晶に沿ってスライスし、電導体(主に銅板)に貼り付ける。その伝導体を円 形に切り、中心に一本の串を通せばフロータージャイロは完成する。
 そしてそれをD.P.素子の中で竹とんぼのように回転させてみる。すると、一定の回転数以下になるまで、その場で浮遊し、回転し続けるのである。
 Fomula Highpowerdに代表されるFP(floater particle)機と呼ばれる飛行機(厳密には浮遊機という言葉が正しいのだろう が)は、全てこのフロータージャイロが機内に入っていると言って良いだろう。
 実際にフロータージャイロは、ジャイロ内におけるシェルダストーンの速度ベクトルと波動エネルギー流速方向が直角に交わったときの、その地点での微小浮力ζの集合浮力によって全体 としての浮力を得ている。
 円盤という形は、それを回転させることによってどの方向から波動エネルギーが与えられているとしても適切に均等な浮力が得られる事から、浮力を得るのに最 も適した形状であることがお分かり頂けると思う。
 また、円盤の半径長が大きくなればなるほど外縁部角速度によって浮力が増大することは周知の事実だ。
しかし、D.P.素子密度、ジャイロの角速度共に大きな値をとるほど浮力は高まるが、ジャイロの角速度はある一定値まで到達すると、それ以上は幾ら高速回 転させたとしても、浮力は殆ど変わらなくなってくるという問題がある。そこで、キーとなるのはD.P.素子密度である。
しかし、D.P.素子の密度を上げることは容易ではなく、また莫大なエネルギーを要する。この事象は現状に於いて、最も大きな課題ともいえることなのである。

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