高名な錬金術士であった祖母ダフネに育てられた17歳の少年クレイン・キースリンク。 彼女の元で錬金術を学んだ彼は、彼女の安らかな死を機会に、彼女を越えるような錬金術士を目指し、友人である木のマナ─ポポと旅をしていた。
やがて森を抜け、大きく切り開かれた崖の上から、遠くエスビオール平野を見渡すクレイン。 その視線に飛び込んできたのは、緩やかな平野に角のように明らかに不自然に飛び出した山、その山頂にある都市のようなもの。 それこそが不可侵の天空都市として、この地方で有名なアバンベリーであった。